この記事でわかること
- 2025年9月23日(秋分の日)に茨城県で開催される家族向けイベント情報
- 定番スポット(ひたち海浜公園・つくば市)の秋分の日の混雑予測と楽しみ方
- 水戸市や土浦市など主要エリア別の祝日イベントの特色
- 小学生(高学年・低学年)の子供が喜ぶ茨城県の穴場スポットと体験
どうも、北関東在住、小学4年生の娘と小学2年生の息子を持つ2児の父親、「パーシー」です!
いやー、長かったようで短かった夏休みが終わり、学校が始まったと思ったら、もう9月も下旬ですね。わが家も学校公開やら地域の行事やら、そして持ち帰ってきた夏休みの工作の後片付けやらでバタバタしていましたが、ふとカレンダーを見てハッとしました。そう、来たる9月23日(火)は「秋分の日」で祝日!ただの火曜日じゃない、貴重な中休みです。
この日を見つけた子供たち、特に小2の息子が目ざとい。「パパー!火曜日休みだけど、どこか行かないの?ゲームセンター?」とさっそく期待の眼差し(と、ちゃっかりしたリクエスト)が飛んできました(笑)。小4の娘も「〇〇ちゃんは、この前の休みにディズニー行ったんだって」と、遠回しなプレッシャーをかけてきます。
こういうカレンダーの合間にある飛び石の祝日って、正直パパママにとっては悩ましい。旅行に行くには短いし、かといって「いつもの公園」で済ませるのも子供たちのブーイングが聞こえてきそう。特に運動会シーズンの練習で疲れているはずなのに、なぜか体力だけは有り余っている小2男子と、友達との「お出かけマウント合戦(?)」にも敏感なお年頃の小4女子、この両方を同時に満足させる場所探しは、毎回の最重要ミッションです。
そこで!この貴重な秋の祝日「9月23日」という一日にターゲットを絞り、僕らと同じ子育て世帯が朝から夕方まで一日たっぷり遊べる「茨城県のイベント」情報を、徹底的にリサーチしました!
ご存じの通り、茨城県ってめちゃくちゃ広いんですよね。栃木・埼玉寄りの県西エリア(古河市・結城市)から、太平洋側の県北(日立市)、県央(水戸市・ひたちなか市)、そして千葉・埼玉に近い県南(取手市・つくば市・土浦市)まで、魅力的なスポットが見事に点在しています。だからこそ、「どこで」「何が」開催されているのか、そして「わが家(の体力と予算)に合っているか」をしっかり把握しておかないと、移動だけで一日が終わり、パパの運転疲れだけが残る…なんてことになりかねません。
今回は、秋分の日に開催が予想されるイベント情報はもちろん、この日だからこそ行きたい定番スポットの「賢い回り方」を、パパ目線で「子供が本当に喜ぶか?」「親の負担(混雑・渋滞・費用)はどうか?」というリアルな視点も交えて、詳しくご紹介します!
9月23日に絶対行きたい茨城県のおすすめ定番イベント
まずは、「秋分の日の茨城県」と聞いて、家族連れならまず押さえておくべき「鉄板」スポットからご紹介します。9月23日は国民の祝日ですから、当然ながらある程度の混雑は覚悟しなければなりません。しかし、その混雑を上回るだけの「この日ならでは」の体験価値があるのが、これらのスポットです。秋分の日だからこその魅力と、その混雑をどう乗り切るか、パーシー的戦略も合わせて解説します!
国営ひたち海浜公園(ひたちなか市):秋の主役・コキアのグラデーションが始まる!
:秋の主役・コキアのグラデーションが始まる!-1024x558.jpg)
きたかんとーイメージ
茨城県の「お出かけの王様」、家族レジャーの「ラスボス」と言っても過言ではないのが、「国営ひたち海浜公園」ですよね。春のネモフィラがあまりにも有名ですが、秋はもちろん、あのモフモフの「コキア(ほうき草)」が主役です。
「あれ?パーシーさん、コキアって10月の真っ赤な紅葉時期じゃないの?」と思う方も多いはず。その通り、みはらしの丘一面が燃えるような真紅に染まるピークは、例年10月の中旬です。ですが、あえてパーシーが9月23日をおすすめしたい理由があります。それは、この時期がまさに「緑から赤へのグラデーション」が最も美しい時期だからです。
丘の麓はまだ鮮やかな緑色、中腹はオレンジがかり、頂上付近は赤く色づき始めている…そんな、まるで緑と赤の絵の具を巨大なパレットで混ぜたような、生命力溢れるグラデーションが楽しめるのが9月下旬なんです。これ、すべてが真っ赤になった時期とはまた違う、非常に幻想的で繊細な美しさがあります。
そして何より重要なのが「混雑レベル」。ピーク時(10月中旬の快晴の土日)は、開園の数時間前から駐車場待ちの大渋滞が発生し、最寄りのIC出口から動かなくなるほどの「激混み」になります。それに比べれば、9月23日の祝日は、もちろん混雑はしますが、まだ「計画的に動けば楽しめる」レベルである可能性が高いのです。
わが家の子供たちも、小4の娘は「なんか芸術的!写真撮って!」と、このグラデーションの丘の景色が大好き。小2の息子は、正直コキアの色より「丘を駆け上がること」そのものに夢中ですが(笑)、丘の頂上から海(太平洋)が見える開放感に大興奮しています(もちろん、コキア畑の中には絶対に入らないよう、パパが並走必須です!)。
この時期はコキアだけでなく、足元には「コスモス」も可憐に咲き始める頃。秋の草花が一斉に顔を出し、海からの風も涼しく、一年で最も気持ちの良いシーズンと言えます。
パパ的チェックポイント:公園が広すぎる問題と攻略法
ひたち海浜公園へ行ったことがあるパパ友たちと、帰宅後に必ず話題になるのが、「とにかく広すぎて、子供(と親)がバテる」問題です。総面積は約350ヘクタール…東京ディズニーランドの約7倍とか言われてもピンと来ませんが、とにかく端から端まで歩くのは不可能です。
特に「みはらしの丘(コキア)」と「プレジャーガーデン(遊園地エリア)」は、公園の両極とも言える位置関係。これを徒歩で制覇しようとすると、小2男子は途中で「抱っこ!」となり、パパのHPがゼロになります。
そこでおすすめなのが「シーサイドトレイン」の活用、または「レンタサイクル」の二択です。
9月23日は気候も良いので、家族全員でのサイクリングが最高。園内には総延長11kmのサイクリングコースが整備されています。わが家も、娘はジュニアサイクル(20〜24インチ)、息子は補助輪付き(14〜18インチ)、そして僕ら大人が普通自転車を借りて園内を周ります。自転車じゃないと「みはらしの丘」と「プレジャーガーデン」、そして海辺の「砂丘エリア」の3ヶ所を制覇するのは、小学生低学年の足ではかなり厳しい戦いになります。
ただ、祝日はこのレンタサイクル自体が「貸出待ち」になることも。その場合の次善策が「シーサイドトレイン」です。園内10ヶ所の停留所を約40分かけて周遊するバスで、1日周遊券を買えば乗り降り自由。これなら体力ゼロでも園内を移動できます。ただし、これも混雑時は満員通過があるのでご注意を。
パーシー的!園内移動手段メリット・デメリット比較
9月23日(祝)の行動計画の参考に!
移動手段 | メリット | パパ的デメリット・注意点 |
---|---|---|
徒歩 | ・費用がかからない ・細かい道や近道が使える |
・子供(特に低学年)が確実にバテる ・全エリア制覇はほぼ不可能 ・「抱っこ」要求で親の体力が尽きる |
レンタサイクル | ・機動力No.1 ・風が気持ちいい ・子供の満足度が非常に高い |
・祝日は貸出までに長蛇の列の可能性 ・費用が人数分かかる(大人600円/3時間など) ・まだ自転車に乗れない子がいると大変 |
シーサイドトレイン | ・体力を一切使わない ・乗り降り自由(1日券600円) ・ベビーカーも畳んで乗れる |
・混雑時は満員で乗れないことがある ・一方通行なので目的地まで時間がかかる場合も ・「自転車乗りたかった!」と子供が言うかも |
結論:朝イチで入園し、真っ先にレンタサイクルを借りるのがベスト戦略!
また、子供たちのエネルギーを発散させる場所も完璧に用意されています。プレジャーガーデン近くの「たまごの森」にある、カラフルな巨大トランポリン(ぴょんぴょんたまご)は、もはや子供たちのブラックホール。小2の息子はここで1時間以上跳ね続けています。さらに、西口エリア近くにある「林間アスレチック広場」も、丸太を使った本格的なアスレチックが10種類以上あり、小学生にはたまりません。
娘はプレジャーガーデンの大観覧車(約12分)から、さっきまでいたコキアの丘や太平洋を一望するのがお気に入りのようです。「あの丘、あんなに小さく見える!」と毎回感動しています。
この祝日は、コキアのグラデーションを愛でる「しっとり散策メイン」にするか、プレジャーガーデンやアスレチックで遊び倒す「がっつり運動メイン」にするか、家族会議でテーマを絞ってから行動計画を立てるのが成功の鍵ですね。
- アクセス:JR常磐線「勝田駅」東口2番のりばからバスで約15分~20分(海浜公園西口下車)。
- 車アクセス:常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」すぐ。祝日は午前9時前には駐車場(特に西駐車場)に到着するのを強く推奨します。
- 関連リンク:国営ひたち海浜公園 公式サイト(開花情報や園内マップはこちら)
つくば市の科学と自然:秋分の日はプラネタリウムと筑波山
茨城県のもう一つの顔、それが「科学の街・つくば市」です。9月23日の祝日、もし天気が少しぐずついても(秋分の日の頃は秋雨前線が停滞しがちですよね…)安心して楽しめる「最強の屋内施設」と、快晴なら絶対行きたい「絶景スポット」の両方が揃っているのが、つくば市の最大の強みです。
わが家の子供たちも、「科学」というキーワードには目が輝きます。特に小4の娘は学校の理科の授業で電気や天体に触れ始めたこともあり、興味津々。小2の息子は…まぁ、とりあえず「ロボット」とか「ロケット」という単語だけでテンションが上がります(笑)。つくば市は、この両方の知的好奇心を満たしてくれる街です。
つくばエキスポセンター(つくば市)
もし9月23日の天気予報が「曇り時々雨」だったら、迷わずここ。つくばの定番中の定番ですが、祝日こそ、その真価を発揮します。ここの絶対的エースは、なんといっても世界最大級のドーム径(25.6m)を誇るプラネタリウムです。
ただ星空が綺麗なだけじゃありません。9月23日は「秋分の日」。そう、天文学的にも「太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日」という、カレンダー上だけではない特別な日です。国立天文台の発表に基づく暦(こよみ)の上でも重要な日ですね。
こんな日に見るプラネタリウムは、単なる星空鑑賞以上の意味があります。「なぜ秋分の日があるのか」「地球の地軸が傾いているからだよ」「これから夜が長くなって、冬の星座が見えてくるよ」といった話を、専門の解説員の方が子供にも分かりやすく、ライブで解説してくれます。
うちの子も、学校の教科書で習うより先に、こういう巨大ドームの迫力ある映像と共に「体験」として学ぶと、記憶に残りやすいみたいで、「あ、これエキスポセンターで聞いたやつだ!」と学校で得意げに手を挙げるらしいです(笑)。祝日は特別プログラムや、子供向けアニメの回もあるので、要チェックです。
もちろん、展示もすごい。屋外には実物大のH-IIロケットの模型(高さ50m!息子はこれ見て「デカすぎ!」と固まってました)があり、館内には触って体験できる科学の展示(竜巻発生装置、エアバズーカ、無重力体験(ムーンウォーカー)など)が山盛り。ロボットのショーやサイエンスショーも頻繁に開催されるので、一日中いても全く飽きません。雨天時の最強カードであることは間違いないです。
- アクセス:つくばエクスプレス(TX)「つくば駅」A2出口から徒歩約5分。駅近で雨にもほぼ濡れずに行けるのが本当にありがたい!
- 関連リンク:つくばエキスポセンター 公式サイト(プラネタリウムの時刻表は必見)
筑波山(つくば市)
そして、もし9月23日の天気予報が「快晴」なら!もう迷わず「筑波山」に登るのが最高です。「西の富士、東の筑波」と称され、日本百名山の一つにも数えられる名山ですね。
「え、小学生、しかも低学年連れて登山?無理無理!」と引かないでください。僕も最初はそう思ってました。筑波山の素晴らしいところは、麓から中腹まで一気にワープできる「ケーブルカー」と「ロープウェイ」という、パパママの強い味方があることです!
わが家のような「アウトドアは好きだけど、ガチ登山はちょっと…」という「ゆるっとアウトドア派」には、これが必須(笑)。特に小2の息子はまだ体力が読めないので、無理は禁物です。筑波山神社(中腹)の脇から出ている「ケーブルカー」(宮脇駅)で一気に山頂駅(御幸ヶ原駅)の近くまで登るのが定番コース。
あるいは、つつじヶ丘駐車場から「ロープウェイ」に乗って女体山山頂の近くまで行くルートもあります。こちらは景色がより開けていて、空中散歩の気分が味わえます。
9月下旬は、まだ本格的な紅葉には早いですが、とにかく気候が最高。夏のような地獄の暑さはなく、冬のような凍える寒さもない。まさに登山(というかハイキング)にはベストシーズン。山頂からの関東平野の眺めは、子供たちにとっても強烈な思い出になります。「あそこに見えるのがスカイツリーだよ」「あっちが埼玉で、富士山も見えるかも!」なんて話をするのも良い勉強になります。
山頂は「男体山」と「女体山」の2つのピークがあり、その間(御幸ヶ原)は広場になっていて、お土産屋さんや名物の「つくばうどん」が食べられる食堂も充実。レジャーシートを広げてお弁当を食べる家族連れも多いです。山頂付近には「ガマ石」(口に石を投げ入れると金運アップ?)や「弁慶七戻り」といった奇岩・怪石スポットを巡る自然研究路もあり、子供にとってはアスレチック感覚で楽しいようです。
秋分の日の澄んだ空気の中で、家族みんなで「ヤッホー!」と叫ぶのも、最高のストレス発散になりますよ。(出典:筑波山ケーブルカー&ロープウェイ公式サイト)
パーシー的!つくば市「2択」プラン比較
9月23日の天気で決めよう!
プラン | おすすめの天気 | 子供の満足度(運動) | 子供の満足度(知的好奇心) | 親の体力消耗度 |
---|---|---|---|---|
つくばエキスポセンター | 雨・曇り | 低(屋内メイン) | 高(最強) | 低(駅近・屋内) |
筑波山 | 快晴 | 高(最強) | 中(自然学習) | 中(乗り物使っても山頂は歩く) |
わが家は「晴れたら筑波山、降ったらエキスポ」を合言葉にしています!
水戸市・偕楽園の「萩まつり」と千波湖散策
茨城県の県庁所在地、水戸市。水戸といえば日本三名園の一つ「偕楽園」ですが、多くの人が「梅の時期(2月~3月)」のイメージを強く持っています。もちろん梅まつりは素晴らしいですが、秋の偕楽園も非常に趣があり、この時期ならではのイベントが開催されます。
それが、例年9月に開催される「萩(はぎ)まつり」です。秋の七草の一つである萩が、園内の「萩のトンネル」などで約750株も可憐な花を咲かせます。9月23日の祝日は、このまつりの一環として、野点(のだて=屋外のお茶会)や伝統芸能の披露(雅楽など)、夜間はライトアップなど、何かしらのイベントが行われる可能性が非常に高いです。
ただ、正直に告白します。わが家の小2男子に「よし、今日は萩の花を見に行くぞ!」と誘っても、「はぎ…?なにそれ、おいしいの?」と、100%キョトンとした顔をされます(笑)。小4女子も「ふーん…あ、でもお団子食べられるなら行く」という感じ。
そう、小学生(特に男子)にとって、「花を愛でる」というのはまだ難易度が高いミッションなのです。
ここでのパパ的戦略は、必ず「偕楽園+千波湖(せんばこ)」のセットで提案することです。これが水戸市攻略の鍵です。
まず偕楽園で、しっとりと秋の草花や、徳川斉昭公が作った歴史的建造物(好文亭)を家族で見学。「昔の人はここで景色見ながら勉強したんだよ」なんて、ちょっと知的な会話を試みます(娘は社会科で習った歴史に少し興味を示すことも)。
そして子供たちが飽き始める絶妙なタイミングで、「よし、じゃあ湖行くぞ!」と、眼下に広がる千波湖へGO!偕楽園のすぐ下にある千波湖は、市民の巨大なオアシスで、たくさんの黒鳥や白鳥が優雅に泳いでいます。ここでのお目当ては、もちろん「スワンボート」!
これには息子も娘も大興奮。家族4人でスワンボートを必死に漕ぎながら(だいたい漕ぐのはパパですが…)、さっきまでいた丘の上の偕楽園(好文亭)を見上げる…。この「静(偕楽園の歴史散策)」と「動(千波湖のボート)」の完璧なコンビネーションが、水戸市で祝日を過ごす最大の魅力なんです。
湖畔にはオシャレなカフェ(好文CAFEなど)や、あの有名な「徳川光圀公(水戸黄門様)」の像、さらにはD51(デゴイチ)の蒸気機関車が展示されている公園もあり、男の子のテンションも上がります。秋分の日の穏やかな日差しの中、湖畔を散歩したり、芝生でちょっとお弁当を広げたりするだけで、非常に贅沢でバランスの取れた休日になりますよ。
- アクセス:JR常磐線「水戸駅」北口バスのりばからバスで約15分~20分(偕楽園方面)。千波湖までは駅から徒歩約15分。
まだある!9月23日前後の茨城県注目エリアと穴場イベント
さて、定番の「ひたちなか・つくば・水戸」という茨城ゴールデントライアングルを紹介しましたが、茨城県の魅力はこれだけではありません。メインキーワードである「茨城県 イベント 9月 23日」と検索する方の検索意図には、「あの定番スポットはもう行ったしな…」「祝日の大混雑は避けて、もっとローカルで、でも子供がしっかり楽しめる場所はないか?」という、よりディープなニーズも含まれているはずです。
特に、県西エリア(古河市など)や県南エリア(取手市など)にお住まいの方にとっては、ひたちなか市は正直「小旅行」レベルの距離感ですよね。各地域の特色ある「穴場」ともいえるスポットにも注目してみましょう。混雑を分散させる意味でも、これらのエリアのチェックは重要です。
土浦市・霞ヶ浦周辺のサイクリングとグルメ(土浦市)
-1024x558.jpg)
きたかんとーイメージ
日本で2番目に大きい湖、霞ヶ浦(ちなみに1位は琵琶湖ですね)。その最大の玄関口となるのが土浦市です。土浦といえば、近年は「サイクリングの聖地」として、全国のサイクリストから非常に熱い注目を集めています。その中核となっているのが「つくば霞ヶ浦りんりんロード」です。
このコースは、旧筑波鉄道の廃線敷と霞ヶ浦の湖岸道路を組み合わせた全長約180kmの壮大なサイクリングコースで、なんと国が指定する「ナショナルサイクルロード」の一つにも選ばれています。(出典:国土交通省 ナショナルサイクルロード公式サイト)
9月23日の祝日は、暑さも和らぎ、湖上を渡る風も涼しく、気候的にもサイクリングに最適。
「でも、180kmとか無理だし、子供連れてガチなサイクリングは…」というパパさん、ご安心ください。JR土浦駅に直結している「PLAYatre(プレイアトレ)」が、僕らライト層ファミリーの最強の拠点になります。この駅ビル自体がサイクリング仕様になっており、超充実したレンタサイクルショップ「りんりんスクエア土浦」があります。
クロスバイクやロードバイクはもちろん、子供用の自転車、さらには親子で乗れるタンデム自転車(二人乗り)まで揃っています。わが家もここで自転車を借りて、霞ヶ浦湖畔をほんの少し、家族のペースで(30分~1時間程度)走るだけでも、子供たちは大喜び。遮るものが何もない広大な湖畔を、家族で列になって走る開放感は、他の場所では絶対に味わえません。
また、土浦市は「レンコン」の生産量日本一。まさに9月は、秋レンコンの収穫が本格化する時期です。市内のレストランやカフェでは、この時期ならではの新鮮なレンコンを使ったご当地グルメ(レンコンのシャキシャキ感がたまらないカレーや、レンコンパウダーを使ったスイーツ、レンコンチップスなど)を味わうのも大きな楽しみの一つ。祝日には駅周辺で、そうしたグルメイベントやマルシェ(市場)が開催されていることも多いので、要チェックです。
もし自転車の気分じゃないなら、霞ヶ浦観光船「ホワイトアイリス号」に乗るのも定番です。土浦港から出航し、約30分(または60分)のクルーズで、湖上から雄大な筑波山を眺めることができます。乗り物好きの息子は、船に乗るというだけで満足度が高いです(笑)。
県西エリア(古河市・結城市)の歴史とクラフト体験
埼玉や栃木との県境に位置する茨城県の「西の玄関口」、県西エリア。代表的な都市である古河市(こがし)や結城市(ゆうきし)は、ひたちなか市のようなレジャー感とは対極にある、江戸時代の城下町や宿場町としての歴史が色濃く残る、非常に趣のある場所です。
ここでは大規模なイベントというよりは、「しっとりとした街歩き」や「本物に触れるローカルな体験」がメインになります。
古河市は、江戸時代に土井氏が治めた古河藩の城下町。市内には日本で唯一「篆刻(てんこく=ハンコを彫ること)」専門の美術館(古河街角美術館)があったり、江戸末期の家老であった鷹見泉石(たかみせんせき)の隠居所(鷹見泉石記念館)のような武家屋敷が美しく保存されていたりします。
正直、小2男子には少し退屈かもしれませんが、小4の娘はちょうど社会科で江戸時代の「藩」や「武士の暮らし」を習い始めたところ。「これが本当のお侍さんが住んでた家だよ」と説明すると、教科書の世界と現実がリンクして、意外と真剣に見学しています。
また、隣接する結城市は、ご存じの通り、日本の最高級絹織物「結城紬(つむぎ)」の産地として世界的に有名です。この結城紬の技術は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている、まさに日本の宝。市内には紬の資料館や、古い見世蔵(みせぐら)を改装したカフェ、ギャラリーが点在しています。
祝日には、紬の資料館などで機織りのデモンストレーション(本当に手で織ってる!とその精緻さに驚きます)や、観光客向けに簡単な「藍染め体験(ハンカチなど)」や「手織り体験(コースター作りなど)」のワークショップが開かれていることがあります。こういう「本物」の伝統工芸に触れる体験は、子供の感性を確実に刺激しますよね。
このエリアは、ひたち海浜公園のような派手さや行列はありませんが、その分、9月23日の祝日でも比較的ゆったりと、自分たちのペースで過ごせるのが最大のメリット。風情あるカフェで一休みしたり、地元の老舗和菓子屋さんで名物のお菓子を買ったり、大人も満足できる知的な休日になりそうです。
県北&県南の個性派スポット(日立市・取手市・桜川市)
最後に、茨城県の北と南、そして中央部のユニークな穴場エリアも押さえておきましょう。サブキーワードに含まれるこれらの都市にも、定番スポットとは違った、家族で楽しめる個性的な魅力が詰まっています。
日立市:かみね公園(動物園&レジャーランド)
茨城県北部の中心都市、日立市。ひたちなか市が「国営の海浜公園」なら、日立市には「市営のかみね公園」があります。ここは「日立市かみね動物園」と、遊園地「かみねレジャーランド」、さらに市民プール(季節限定)などがギュッと集まった総合公園です。
9月23日の祝日に、「動物園も行きたい!でも、ちょっとは乗り物も乗りたい!」という、わが家のような「あれもこれも」派のファミリーには、実は最適解の一つだったりします。
ここの動物園は、市営とあなどるなかれ。ライオンやトラ、ゾウ、キリンといった定番の大型動物はもちろん、愛らしいレッサーパンダや、種類豊富なサル類(特にチンパンジーの展示は見ごたえアリ)も充実していて、満足度が非常に高いです。何より、山の斜面に作られているため、園内のいたるところから太平洋を見下ろせる「日本一眺めの良い動物園」とも言われています。キリンと同じ目線で太平洋を眺める、なんて不思議な体験ができます。
隣接するレジャーランドも、最新鋭ではありませんが、どこか懐かしい「古き良き遊園地」の雰囲気が最高。とはいえ、丘の上を走るジェットコースター「ドリームコースター」や、絶景の観覧車、定番のメリーゴーラウンドなど、小学生が喜ぶアトラクションはしっかり揃っています。特に海に向かって漕ぎ出すような感覚の「大観覧車」は爽快!
わが家の子供たちも、動物園でじっくり癒やされた後に、遊園地でテンションMAXで発散できるこの「最強コンボ」は大好きです。入園料も大人(動物園520円)と非常に良心的なのも、パパのお財布には嬉しいポイントです。
- アクセス:JR常磐線「日立駅」中央口1番のりばからバスで約10分(かみね公園口下車)。
- 関連リンク:日立市かみね動物園 公式サイト
取手市:アートと川辺の休日
茨城県の最南端、千葉県との県境(江戸川を渡ったらすぐ柏市)に位置するのが取手市です。ここは東京藝術大学(芸大)のキャンパスがあることから「アートのまち」としても知られています。
9月下旬は、長年にわたり開催されている市民参加型のアートイベント「取手アートプロジェクト(TAP)」などのアート関連イベントが開催されているシーズンと重なることが多いです。街中の空き店舗や公共スペース、時には民家まで使って、国内外のアーティストの作品が展示されたり、子供向けのワークショップが開かれたり。ちょっと知的な、感性を刺激する休日を過ごしたいファミリーには面白い選択肢です。「これ、なに?」「よくわかんないけど面白い!」と、子供ならではの自由な反応を見るのも楽しいですよ。
また、取手市といえば、なんといっても雄大な「利根川」です。広大な河川敷は、絶好のピクニック&遊びスポット。9月23日は気候も良いので、お弁当とレジャーシートを持って河川敷でのんびり過ごすだけでも最高です。思いっきり走り回ったり、キャッチボールをしたり、サイクリングロードを走ったり。バーベキューが可能なエリアも指定されているので、デイキャンプ気分を味わうのもいいですね。
桜川市:石と歴史のまち
つくば市の北、笠間市の西に位置するのが桜川市。ここは春の「山桜」(国の名勝)が非常に有名ですが、秋の魅力は「石」です。日本三大石材産地の一つにも数えられる、良質な御影石の産地「真壁(まかべ)」地区があります。
この真壁の古い町並みは、なんと国の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」にも選ばれており、登録されている建造物の数は100棟以上。散策するだけでも江戸時代末期から昭和初期にタイムスリップしたような気分になります。石材店が多く、道端に石のオブジェが点在しているのもユニーク。
そして、ここにも「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(旧筑波鉄道コース)が通っています。旧筑波鉄道の駅舎跡(真壁駅や岩瀬駅)がそのまま休憩所として整備されており、そのノスタルジックな雰囲気は鉄道好きの息子にも大ウケ。岩瀬駅の休憩所ではレンタサイクルもやっています。
9月23日の祝日に、歴史ある重伝建の町並みを歩き、石の文化に触れ、りんりんロードでサイクリングで汗を流す…なんて、かなり「通好み」の休日ですが、大混雑を確実に避けてアクティブに過ごしたい家族には、強くおすすめしたい穴場エリアです。
まとめ:茨城県のイベントは9月23日(秋分の日)が狙い目!
いやー、改めて深く調べましたが、茨城県、やっぱり広いし奥が深い!2025年9月23日(火・祝)というピンポイントな一日だけでも、これだけ多くの、そして多様な選択肢があります。これなら、どんな家族のニーズにも応えられそうですね。
最後に、わが家のパパ目線で、この祝日の「茨城県イベント攻略」の楽しみ方をまとめておきます。
まず、「秋分のの日」は、気候が最高な反面、先ほども触れたように秋雨前線の影響で天気が変わりやすい時期でもあります。天気予報のチェックは必須!前日夜ではなく、3日前くらいから傾向を見ておくのが吉です。
パーシー的「9月23日」プラン決定フロー
- 【快晴予報】なら、迷わず「屋外の王様」へ!
→ 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市):コキアのグラデーションとサイクリングを全力で楽しむ。(※朝イチ行動必須)
→ 筑波山(つくば市):絶景ハイキングと乗り物(ケーブルカー等)でアクティブに過ごす。 - 【曇り or 雨予報】なら、「屋内のエース」で賢く遊ぶ!
→ つくばエキスポセンター(つくば市):プラネタリウムと科学体験で知的好奇心を満たす。(※駅直結でほぼ濡れない)
→ アクアワールド大洗(大洗町):※今回は詳しく触れませんでしたが、もちろん最強の屋内定番スポットです!サメとマンボウに会いに行く。 - 【晴れるけど、大混雑は避けたい】なら、「地域の魅力」を深掘り!
→ 霞ヶ浦りんりんロード(土浦市):駅直結サイクリングとレンコングルメ。
→ かみね公園(日立市):動物園+レトロ遊園地の黄金コンボ。
→ 歴史散策(古河市・結城市・桜川市):しっとり学びの秋を楽しむ。
わが家は…たぶん、天気予報をギリギリまで睨みつつ、もし「晴れ」なら、息子の「遊びたい!」と娘の「映えたい!」の両方を満たすため、午前中は「国営ひたち海浜公園」で自転車とコキアを楽しみ、混雑がピークになる午後は早めに切り上げて、近くの「那珂湊おさかな市場」で遅めの昼食(新鮮な回転寿司!)を食べて帰る…という「両取りよくばりプラン」を狙うことになりそうです(笑)。
皆さんも、この貴重な秋の祝日「9月23日」、魅力あふれる茨城県のイベントやスポットで、家族の素敵な思い出をたくさん作ってくださいね!パーシーでした!
コメント